素材の香りに気をつける

なぜ香りが重要なのか

まくら選びにおいて香りを気にする人は少ないですが、人によっては重要なポイントになります。ここで言う香りとは香料ではなく素材自体の匂いのことです。

日本人は無臭が好き

日本は世界的に見てもダントツで匂いに敏感な人が多い国です。ある実験でAからFまでの箱の中に臭い靴下を入れどこまで我慢できるか検証しました。匂いは F に近づくにつれ強烈になります。結果は、欧米人がEやFでギブアップしたのに対し、日本人はAの時点で我慢できない人がほとんどでした。

これは日本人が無臭を好む人種なためです。比較的に体臭が強い欧米人は香水などを多めに使用して匂いを隠すので、普段から強い匂いに慣れています。日本人の場合、香水を使用する人のほとんどは微かに香る程度なので、たまに香水がキツイ人がいるとすれ違うだけで気づきますよね。

無臭が一般的と考える文化の違いと言えますね。他人の家に入ったときや車に乗ったときに、ついつい匂いを嗅いでしまうのも日本人ならではの特徴です。

話が脱線しましたが、日本人にとってそれだけ匂いは重要だということです。そして無臭が好まれることもポイントです。

睡眠と香りの関係

不眠症改善のために「ラベンダーの香りのアロマを焚いて寝る」という処置があります。脳のリラックス状態を表すアルファ波を指標とした臨床実験の結果、最も高い効果を出したのがラベンダーの香りでした。

ラベンダーのアロマオイルをティッシュに数滴含ませて、少し離れたところに置いて寝ると、心が安らぎ落ち着きます。なんとなく香る程度ですが確実に効果が出ます。それだけ睡眠と香りの関係は深いということです。

その香りがもし嫌な臭いだとしたらどうでしょうか。安眠を妨害する原因となりますよね。

天然素材は注意

まくら選びにおいて香りが重要だということを理解してもらえたでしょうか。まくらと顔は至近距離、というかほぼ密着している状態です。そんな場所から不快な臭いがしたら睡眠どころではありませんね。

無臭の素材が使われているまくらを選ぶなら特に気にしなくても大丈夫です。無臭の素材はポリエステル・パイプ・ビーズなどの人工的な素材です。しかしウレタンのような化学物質だと使い始めのうちは独特の臭いがあります。

天然素材は消臭加工を施していますが臭いはゼロではありません。ひのき・そばがらは自然の香りで癒し効果があるので睡眠導入効果も期待できます。好き嫌いの個人差はありますが、木の香りが好きなら優先的に選ぶのもありです。

羽根はお世辞にも良い香りとは言えず、悪く言えば獣臭がします。臭いに敏感な方やアレルギー持ちの方には厳しい素材です。安価なものほど十分な洗浄がされておらず臭いがキツくなります。羽根のふんわり柔らかな寝心地にこだわるなら粗悪な製品を掴まないように気をつけましょう。


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